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大学で認定心理士の単位をそろえてきたけれど、申請は卒業してからでないとできないの?と迷っている方もいますよね。
結論から言うと、認定心理士には卒業前に申請できる「仮認定」という制度があります。卒業見込み証明書が出せれば、在学中に審査を受けられます。
この記事を読むと、仮認定の条件と、4年生のどの時期に動けばよいかが分かります。
認定心理士の仮認定とは?
仮認定は、卒業前に審査を受けておき、卒業したら認定心理士になれることを先に約束してもらう制度です。合格して認定料を払うと、有効期限付きの「仮認定証」が届きます。
『卒業前に申請して、何が違うの?』と思いますよね。
日本心理学会の説明では、仮認定は「申請書どおりの単位が卒業時に修得されていることが確認できた段階で資格を授与する」ことを、卒業前に保証するものです。
つまり、審査そのものは在学中に終わらせておき、卒業の確認だけを後に回す仕組みなんです!
| 比べる点 | 仮認定申請(卒業前) | 認定申請(卒業後) |
|---|---|---|
| 申請できる人 | 卒業見込み証明書を出せる人 | 四年制大学を卒業した人 |
| 卒業の証明 | 卒業見込み証明書 | 卒業証明書の原本か学位記のコピー |
| 申請できる単位 | 申請時点で取得済みの単位だけ | 在学中に取った単位と、卒業後に他大学で取った単位 |
| 審査料・認定料 | 11,000円・33,000円 | 11,000円・33,000円 |
| 最初に届くもの | 有効期限付きの仮認定証 | 認定証とIDカード |
| 正式な資格になる時 | 卒業後に卒業証明書を送った後 | 認定料の入金後 |
仮認定証の有効期間はどう決まる?
仮認定証の有効期間は、卒業見込み証明書に書かれた卒業見込みの年月をもとに決まります。
予定どおり卒業して卒業証明書を送れば、正式な認定心理士になれます。見込みの時期に卒業できなかった時の扱いは、日本心理学会の事務局に問い合わせてみてください。
審査の基準は卒業後の申請と同じ
仮認定だからといって、審査が甘くなったり厳しくなったりすることはありません。見られるのは、科目名ではなく授業の内容です。
担当の先生が心理学を専門にしているかどうかも見られます。卒業後に申請する場合と同じ目で審査される、と考えておきましょう。
仮認定を申請できる条件
仮認定で申請できるのは、申請する時点で取り終えている単位だけです。これから取る予定の科目は数に入りません。
ここが一番の落とし穴なんです。『4年の後期に取る科目も入れればそろう』という状態では、まだ申請できません。
- 大学から卒業見込み証明書を出してもらえる
- 取り終えた単位だけで総計36単位以上ある
- a領域4単位以上、b・c領域合わせて8単位以上(うちc領域4単位以上)がある
- d〜hの選択科目が、基準どおりの領域数と単位数にそろっている
- 16歳以降に通算2年以上、日本に滞在したことがある
認定心理士の条件は、仮認定でも卒業後の申請でも変わりません。条件の全体は認定心理士の条件・要件で、単位の数え方は認定心理士の必要単位は36単位で確かめられます。
c領域の実験とレポートも済んでいるか
見落としやすいのが、c領域の心理学実験実習です。実験的な方法で6課題以上に取り組み、それぞれ目的・方法・結果・考察を含むレポートを書いていることが条件になります。
単位の数だけでなく、課題の数も様式4に書き出して確かめておくと、申請の時に慌てません。
卒業見込み証明書が出る時期は大学しだい
卒業見込み証明書をいつから出してもらえるかは、大学によって違います。
学会の案内では「卒業年次で卒業見込み証明書が発行されれば申請ができる」とされています。まずは大学の窓口で、いつから発行できるかを聞いておきましょう。
2027年4月以降に申請する場合
2027年4月1日から、新しい2027基準での申請が始まります。2031年3月31日までは、今の2014基準と新しい基準のどちらでも申請できます。
在学中にどちらの基準で単位を数えるかは、大学の資格担当にも相談しておくと安心です。
大学4年生の1年間カレンダーで申請のタイミングを考える
仮認定は、必要な単位を取り終えた時点から申請できます。3年生までにそろう人は4年生の早い時期、4年生で取る科目が必要な人はその成績が出た後が目安です。
いつ申請すればいいかは、人によってかなり違いますよね。そこで、4年生の1年間を時期ごとに分けて、やることを並べてみました。
| 時期 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 4年生のはじめ | 3年生までの成績証明書で単位を数える | 36単位とc領域がそろっているかを見る |
| 4年生のはじめ | 卒業見込み証明書が出る時期を大学に聞く | 出る時期で申請できる日が決まる |
| 単位がそろった後 | 成績証明書・卒業見込み証明書・シラバスを集める | a・b・c領域の科目はシラバスが要る |
| 書類がそろった後 | 審査料を払い、申請する | 様式2には「卒業見込み」と書く |
| 申請から2〜3か月 | 審査の結果を待つ | 時期によってはもっとかかる |
| 合格の連絡の後 | 認定料を払う | 入金から約2〜3週間で仮認定証が届く |
| 卒業した後 | 卒業証明書を事務局へ送る | 受け取った後に認定証とIDカードが届く |

3年生までに単位がそろっている場合
3年生までに必要な単位を取り終えているなら、卒業見込み証明書が出しだい申請できます。
審査には通常2〜3か月かかります。早めに出しておけば、就職活動や卒業準備で忙しくなる前に手続きを終えられますよ。
4年生で取る科目が必要な場合
4年生の前期に取る科目が必要なら、その成績が成績証明書に載ってから申請します。後期の科目が必要な場合は、卒業後の申請と時期がほとんど変わらないこともあります。
その時は、無理に仮認定にこだわらず、卒業後に通常の申請をするのも自然な選び方です。
シラバスは在学中のうちに集めておく
a・b・c領域の科目は、科目ごとにシラバスを出します。受講した年度のシラバスが要るので、早めに大学のサイトや窓口で手に入れておきましょう。
どうしても手に入らない時は、同じ内容の別年度のシラバスに「内容同一」と理由を添える方法もあります。それも無ければ、科目名・担当者名・単位数・受講年度と、学んだ内容をできるだけ詳しく書いた書面を作ります。
例えば、こんな会話になりがち
ゼミの仲間と単位を数えていると、こんなやりとりになることがあります。
「仮認定って、後期に取る心理学実験も入れて申請できるの?」
「入れられないみたい。今の時点で取り終えた単位だけなんだって」
この勘違いは本当によくあるんです!申請書を書く前に、成績証明書に載っている単位だけで数え直してみてください。
仮認定の流れと届くもの
仮認定に合格して認定料を払うと、まず仮認定証が届きます。卒業後に卒業証明書を送ると、正式な認定証とIDカードが届きます。
流れそのものは、卒業後の申請とほとんど同じです。違うのは、出す証明書と、届く物が2段階になる点ですね。
- 成績証明書と卒業見込み証明書を大学で取る
- 様式1〜5とa・b・c領域のシラバスをそろえる
- 審査料11,000円を払って申請する
- 審査に通ったら認定料33,000円を払う
- 有効期限付きの仮認定証を受け取る
- 卒業したら卒業証明書を事務局へ送る
- 認定証と認定心理士証(IDカード)を受け取る
申請は、書類の郵送でも電子申請でもできます。書類のそろえ方は認定心理士の申請方法と流れで順番に紹介しています。

仮認定ならではの書き方と書類
書類申請の場合、様式2(履歴書)の学歴欄には「卒業見込み」と書きます。この様式2に書いた住所は、あとで届くIDカードにも載ります。
成績証明書は原本が必要で、コピーは使えません。大学で厳封された証明書は、開封して送ってかまいません。
卒業証明書を送るのを忘れずに
仮認定証は、あくまで卒業までの期間限定のものです。卒業した後に卒業証明書を送らないと、正式な資格取得になりません。
卒業式の前後は何かとばたばたしますよね。卒業証明書を受け取った日に、そのまま封筒に入れて送るくらいの気持ちでいると安心です。
届く認定証とIDカードのことは、認定心理士の認定証・資格証(IDカード)で詳しく紹介しています。
仮認定にするか、卒業後に申請するか
仮認定でも卒業後の申請でも、最後に取れるのは同じ認定心理士です。費用も審査の基準も変わりません。
『どうせ同じなら、卒業してからでいいかな』と考える方もいますよね。それも一つの考え方です。
ただ、在学中だからこそ楽な点もあります。
- 大学の窓口で証明書やシラバスを頼みやすい
- 分からない点を資格担当の先生や窓口に聞ける
- 卒業時には審査が終わっている
- 後期の科目や卒業論文まで含めて申請できる
- 卒業後に他大学で取った単位も合わせられる
- 卒業の時期に関係なく、いつでも申請できる
卒業してから時間がたつと、シラバスが手に入りにくくなることがあります。学会も、シラバスが手に入らない時は、まず大学に問い合わせるよう案内しています。
あなたの状況ならどちらが合う?
迷った時は、今の単位の状況から考えると決めやすくなります。
| 今の状況 | 合いやすい申請の時期 |
|---|---|
| 3年生までに必要な単位がそろっている | 卒業見込み証明書が出たら仮認定 |
| 4年生の前期の科目で単位がそろう | 前期の成績が出た後に仮認定 |
| 4年生の後期の科目や卒業論文が必要 | 卒業後に通常の申請 |
| 卒業後に別の大学で科目を足す予定 | 足し終えた後に通常の申請 |
| 単位がそろうか自信がない | まず成績証明書で数え直す |
「卒業してから申請しよう」と思ったまま、何年もたってしまうケースです。申請自体はいつでもできますが、書類集めの手間は年数とともに増えがちです。
心理学の資格
働きながら認定心理士を目指すなら
認定心理士は大学で所定の単位を修得して申請する資格です。今から単位をそろえるなら、通信制大学で学ぶ方法があります。入学・編入・科目等履修の選び方と、大学を比べる時のポイントをまとめました。
無料通信制大学で取る方法を見る認定心理士の基準・費用や大学の制度は変わることがあります。最新の情報は日本心理学会と各大学の公式サイトで確認してください。
仮認定についてよくある相談
仮認定は申請しないと損をする制度ではありません。単位がそろう時期と、書類を集めやすい時期で決めれば十分です。
在学中に仮認定を申請したほうがいい?
大学生のうちに認定心理士の仮認定を申請するか迷っている、という相談です。
単位が取り終わっていて卒業見込み証明書も出せるなら、申請しておくと卒業時には審査が終わっています。一方、後期に取る科目が必要なら、卒業後の申請でも時期はあまり変わりません。
「卒業後に個人で申請する」と書いてあったけど、在学中は無理?
学会の案内に、大学を卒業した後に個人で申し込むのが原則と書かれていて戸惑った、という相談もあります。
卒業後の申請が原則なのは本当です。
ただ、卒業見込み証明書を出せる人には、卒業前の仮認定申請も用意されています。在学中でも申請できるので、安心してください。
通信制大学の学生でも仮認定は使える?
通信制大学に通っていて、卒業見込みの年度に申請できるかを知りたい、という相談もよく見かけます。
通信制大学も学校教育法の大学なので、卒業見込み証明書が出て、取り終えた単位で条件を満たしていれば仮認定を申請できます。証明書がいつから出るかは、在籍している大学に確かめてみてください。
よくある質問
認定心理士の仮認定とは何ですか?
卒業前に審査を受け、卒業したら認定心理士の資格を授与することを先に保証してもらう制度です。合格して認定料を払うと、有効期限付きの仮認定証が届きます。
仮認定は何年生から申請できますか?
卒業見込み証明書が出せる卒業年次から申請できます。証明書が出る時期は大学ごとに違うので、大学の窓口で確かめてみてください。
仮認定の費用は通常の申請と違いますか?
同じです。審査料11,000円と認定料33,000円で、合計44,000円です。
これから取る予定の単位も申請に入れられますか?
入れられません。仮認定で申請できるのは、申請する時点で取り終えた単位だけです。
仮認定証が届いたら、もう認定心理士と名乗れますか?
正式な資格取得は、卒業後に卒業証明書を事務局へ送った後です。その後に認定証とIDカードが届きます。
まとめ
- 仮認定は、卒業前に審査を受けて仮認定証を受け取れる制度
- 申請できるのは卒業見込み証明書を出せる人で、単位は取り終えた分だけ
- 費用は通常と同じ審査料11,000円・認定料33,000円
- 卒業後に卒業証明書を送ると、認定証とIDカードが届く
- 単位がそろう時期と書類の集めやすさで、仮認定か卒業後かを決める





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